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駄文ですが趣味の範囲内で書いてます。 リアルと思う方吐き気します。 時に画像の作品 アーティスト yacoh35様 フォトグラファー 木寺一路様 のご好意により掲載させていただいてます。


by azumi_azumi0701

君の毒

君の毒を例えるなら


一口目は甘く


二口目は苦く


それからは苦しい


逃れたい気持ちは起きず
その躰に誰も触れぬように

紅い痕を残してやりたくなる。


その毒は

唇から舌へ伝わり喉へ


隅々、躰に伝わっていく



なのに君は

「どうしたの?」

なんて言う


そんな事言う唇を塞ぎ
すべてを縛り上げ同化するように

躰と躰を重ねていく


狂いそうになる想いを必死に抑えながら
君の首に手をかける


その唇と目は憂いに満ち

いまにも、僕を捕らえようとする


もう、離れられない


君の脚にすがり付き舌を這わせて
脚に手錠を

手首に手錠を
君の毒_f0307778_2295263.jpg





photo by yacoh35
# by azumi_azumi0701 | 2013-11-03 22:09 | Comments(1)

黒髪

黒髪を風が吹かれるまま
なびかせて

笑顔で話しかける


黒髪を僕の頬に触れさせて
汗の滴と共に


暗闇の部屋の中、小さな灯りより
悦びに満ちた顔を僕に魅せる



いつだったか
昼間から彼女の部屋で窓を解放し

光がさす窓辺に裸のままで立たせ


珈琲を飲みながら眺めていた。
ただ、何もせずに。


一言も話さずに。


彼女はただ僕を眺めていた。

僕は手元にある煙草に火をつけ肺に煙を深く
吸い込み

ゆっくり、ゆっくり

息を煙とともに吐き出した


彼女が口を開く


「煙草が欲しい。」


いま吸った煙草を軽く指に挟みながら
彼女の側に寄り

それを口に加えさせた。


目を閉じ深く煙草の煙を吸い込み
僅かな唇の隙間から煙を吐き出した


少し僕の頬に煙があたる

窓の外の空の雲はゆっくりと動いてる


軽く彼女を抱くようにもたれ掛かり黒髪をいじりながら
呆けながら窓の雲を僕は眺める。

彼女の肌はほんのり冷たかった。




後で暖めてあげなくちゃ


そう、思ってる。


またあの黒髪が僕の頬にあたるんだろうなぁ



と。
# by azumi_azumi0701 | 2013-11-03 22:05 | Comments(0)

戯れ

>
> 暑い夏
>
> 気温は 35℃か。
>
> 部屋の窓という窓を締め切り
>
> 汗が皮膚の毛穴という毛穴から
>
> 吹き出してくる
>
> そこに
>
> 女   と    男という人間
>
> ただ、見ているだけ
>
> 暑さから気がおかしくなったのか
>
> お互い服を脱ぎ出す
>
> それは
>
> 男と女の象徴でしかないものしか
>
> 映っていない。
>
> 男は女を性的に見つめる
>
> 女は男をegoistの塊として見る。
>
> 唾液を飲み込む音がした。
>
> 女か男か。
>
> 男は女に歩みより腕を掴み
> 膝の上に跨がらし座らせ
>
> 流れ落ちる汗を顎から舐め上げる
>
> 女は躰をのけ反り
>
> 男に魅せるようにポーズをとる
>
> 唇を半開きにし
>
> 交わすか交わさないかのkissをする
>
> 女は男が勤しんでる隙に
>
> 男の手首に手錠をかける
>
> 「さぁ、挿れてあげるから
>
> 呻き声を
>
> 嘆き声を
>
> 叫びなさい。
>
> 勃起した"それ"を私は慈しみ
>
> 愛してあげるから。
>
> そして私で
>
> 締め上げてあげるから。」
>
> と
>
> ジワジワと男の心を締め上げて逝く。
>
> 殺されるとも知らないで。
# by azumi_azumi0701 | 2013-10-27 15:05 | Comments(0)